がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

骨髄抑制 待機

眠る時間が少し少なくなったように感じる

治療の疲労のようなものが取れてきたせいであろうか

 

特に気分も悪くない

なんとなく感じる全身のしびれ、耳鳴りはあるが許容範囲だ

 

採血で白血球は3000弱 

減ってはいるが、まだそうでもないとのことで本日のノイトロジンは見合わせとなった

 

今日もすることがない

本当なら退院したいところだが、主治医の話では、1週間以内の再入院はできず入院は継続しなければ治療できないというのだ

 

そんなことはないと思う

自分も診療にかかわっている医師であるので、医療制度はおおむね理解している

1週間以内に再入院すれば、DPCがリセットされないため都合が悪いというのだ

 

理解はできるが、入院は任意のはずであり、退院希望を阻止する権限は無いはずだ

 

身内ということでその辺はもう少し融通を効かせてほしいと感じた

 

それよりなによりまずは治療効果が大事である

来週腫瘍マーカーを測定してもらうことになっている

 

これについても頻回の測定に懐疑的のようだが、これは取り扱い規約にも明記されている

 

治療については自分のほうが詳しくなってしまっているというところが少しもどかしい

 

昼から母親が面会に来た

昨日は連絡をもらってからだったが、今日は突然だったので少し驚いた

 

玄米のエキス? と長いものとろろを持ってきてくれた

少し世間話をして帰った

 

話題は実家の病院の婦長が辞めることや、亡くなったおじいちゃんのこと、今度施設に入院するおばあちゃんのことなど

 

おじいちゃんが建てた豪邸をどうするのか見通しが立ってないとのこと

壊すのに500万くらいかかるそう 買い手も付くのかどうかわからない

庭に植えていた松が当時800万円もしたときいて驚いた

そういう時代だったのだろう

 

時間がたつのが遅い

 

適当に時間を潰しながら就寝時間を迎える

 

治療はうまくいくのだろうか

自分の希望通りに進まないところももどかしいが、まずは奏功してもらわないことには話にならない

 

特に症状もなく、命にかかわる病気ということを忘れそうになる

結果は変わらないのだから忘れていたほうが楽だとも思う

 

しかし、自身が医者であり、どうしても状況を客観的にとらえてしまう

これは仕方がないだろう

 

命がかかっている

できるだけのことはやっておきたい

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