がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

好中球減少性発熱?? 

朝、グランという白血球を増やす薬剤の投与をうける

以前白血球は低値で、感染の危険は非常に高い

血小板も7万を下回っていて、これは自覚もあるのだが、ちょっとしたことで鼻血がでたり、排便後に血液の付着が目立ったりしてきた

出血傾向が強くなっているのだ

 

だが、このあたりは想定内であり、たとえ重篤な副作用があったとしてもこの治療を遅らせたり減量させたりするわけにはいかない

とにかく標準量、遅延なし というのが大前提なのだ

 

日中、すこし熱っぽい感じがあり、体温を測ってみる

 

37度1分

 

何度はかっても37度台前半を示す

倦怠感など特別な自覚症状はないが、38度をこえると好中球減少性発熱 として治療が必要になる

 

重篤な状態になることもあるし、なにより副作用によって治療の完遂が困難になることだけは避けたい

 

なんとか熱が出ないままやり過ごしたいものである

 

どきどきしながら頻回に体温測定を行った

幸いそれ以上上がることはなく、夜になって36度台後半も出るようになってきた

 

冷や冷やである

 

しかし、いま重要なのは発熱よりも腫瘍マーカーである

これがすんなりと下がれば手術までは問題なくたどり着けるであろう

問題は下がらない、導入療法中の悪化 などである

 

これは化学療法のレジメンを変えるなど高度な専門的判断が必要になる

変更したレジメンがどの程度奏功するかもわからない

 

現在の治療でこじれることなく反応してほしい

助かる可能性を少しでも上げたい

 

現状の正直な気持ちだ

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