がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

明日受診

早いものでもう2週間がたつ

 

この2週間、多少の息苦しさは感じたものの、大きな変わりはない

 

ステロイドは7.5mg 

明日の受診で問題がなければ5mgへ減る予定だ

 

ようやく離脱の兆しが見えてきた

 

週末に軽くランニングをしてみたところ、思いのほか走れたというのが少し自信になった

体調も少しいい気がする

 

残る心配はやはり白血病 命に係わる可能性が一番高いのは今のところこれだろう

耳鳴りは相変わらず 我慢できないほどではないが、これがあるためにいつも抗癌剤の影響が残っていることを実感し、白血病を連想してしまう

 

高い確率ではない 治療前に比べたら生存の可能性はかなり上がったといっていいだろう

ただ、不安はついて回る

こればかりはどうしようもないので、発症しないことを祈るしかない

 

明日の受診結果 レントゲンと採血 どちらも異常ありませんように、、

強く願うばかり

明日受診 

前回の受診から明日で2週間 再診の予定だ

 

体調はそれほど悪くない

 

あいかわらずたまに息苦しさは感じるが一日中ということはない

 

呼吸のほうはそれほど心配していない

 

それより採血がすこし怖い

 

月がかわったので腫瘍マーカーも測定するよう頼むつもりだ

血算の値も気になるところ

 

このあたりは結果を見るまでドキドキしてしまう

 

何事もないことを祈る

 

再発、晩期合併症がおこりませんように

心から願うばかり

本日受診

今日は呼吸器内科の再診の日だ

仕事を始めてから何となく呼吸苦を感じるような気がするが、悪化はしていないと思う
心理的なものであって欲しい

まだステロイドも内服中なので、そうそう間質性肺炎が再発するということはないと思うがやはり気にはなる

それ以上に心配なのは、晩期合併症の白血病

250人の調査で4例の死亡が報告されているらしい

割合としては高くはないが、癌死しなかった集団の死因と考えると母数はもっと少なくなり、無視できない合併症だ 骨髄移植など手を尽くしても致死率は高い

そのような事態にはならないで欲しいと心から願う

まずは今日の検査が異常ないこと
今後再発がないこと
晩期合併症としての白血病を起こさないこと

心から願うばかりである

結果説明の受診

朝いちばんに大学へいき、外来でまつ

診察はすぐに呼ばれた

 

結果は

 

再発なし 腫瘍マーカーも正常

血液検査は若干気になる部分はあるものの、ステロイドの影響などで説明できそうな異常といってよさそうだった

 

これで術後およそ半年が経過

1年経過すれば再発に関してはだいぶ安心してよさそうだ

 

あとは血液悪性腫瘍が心配ではあるが、これについては予防できるものでもない

祈るのみ

 

娘が成人するまでは見届けさせてほしい

祈るばかりである

縦隔腫瘍治療後約半年 明日受診 検査結果説明

いよいよ明日、大学病院を受診して先週おこなったCTと採血の結果を聞く予定の日だ

木曜日に耳鼻科を受診したときにはまったく検査のことには触れなかったので、予想はつかない

 

再発が仮になければ仕事を始める予定だ

万が一再発していれば治療のための計画を立てなければならない

 

どちらにしても2か月近く続いた療養は終了ということになる

 

こんなに家にいたことはなかった

こどもたちとも、かつてないほど触れ合うことができた

 

こどもの相手というのは大変疲れるということを痛感した 

同時に今しかないこの時間を共有できる何事にも代えがたいかけがえのないものだということも再認識した

 

耳鳴りやめまいはなんだかひどくなる一方な気がする

耳鼻科を受診したところ、抗癌剤に特徴的な聴力障害が検出され、これは不可逆的なものだといわれた

 

治療後時間がたってから現れることもあるそう、、

 

まあ治療のためなら仕方がない

聴力くらいはくれてやるからどうか命だけは助けて というのが正直なところだ

 

再発がなく、仕事が始められ、子供たちの成長をみまもる

ほかのことはいいのでこれだけは叶えて欲しい

 

いい結果を祈るばかり

 

再診 再発チェックのCTと採血 結果は来週

今日はいよいよ前回の検査から3か月経過 

再発チェックのCTとマーカーの採血である

 

午前中に病院へ行き、それほど待たずに検査は終わった

 

本日は診察はなく、1週間後に結果説明の予定

 

もうCTの放射線科医師による読影以外は終わっているはずなので、後輩である担当医へ連絡すれば結果を知ることはできるのだが、、

 

悪い結果だった場合は、向こうから連絡してくるのは気が引けるであろうし

なんにせよ来週の受診まで待つことにした

 

どうか再発やその他血液関係の異常が出ていないよう祈るばかり

治療関連骨髄性腫瘍 縦隔腫瘍-血液悪性腫瘍症候群 心配は絶えない、、、

前回の受診で若干の貧血があった

そこまで極端に低いわけではないが、経時的にみるとじわじわと下がっている

入院中に胎児ヘモグロビンという項目が高値であった

再生不良性貧血やサラセミア、骨髄異形成症候群や白血病などで上がることがあるとのこと

血液内科も受診した

その時点では貧血を含め、血球に異常はなく、まあ、経過をみるよりない という結論であった

血球の減少がみられたら相談する という方針となっている

あまり気にしていなかったが、今回の貧血の進行をみてふと思い出した

 

化学療法の晩期副作用の一つとして白血病がある

白血病の中でも治療関連骨髄性腫瘍と分類されるらしい

タイプは様々だが、総じて予後は不良 発症するとなかなか治療は困難なケースが多い

 

それとは別に、縦隔腫瘍の中には治療とは関係なく白血病を合併する一群が存在するようで、縦隔腫瘍-血液悪性腫瘍症候群 と呼ぶようだ

 

こちらも予後は著しく悪い

 

調べていて背筋が凍り付く思いだった

これを引き当てるとまず助からない

 

発症の頻度は低いが、これまでの引きを考えると決して楽観はできない

 

どうかこのような事態には発展せず取り越し苦労であってほしい

 

健康というのは何物にも代えがたい大切な財産だ

今後、再発やその他の合併症におびえながら生きていかなければいけないと思うと、これまで当たり前だった健康がいかに素晴らしいものであったかということをひしひしと実感する

 

それと同時に、たとえ厳しい現実を突き付けられたとしても後悔の無いように精いっぱい生きる というのも大切だろう

 

いわば保険のようなものかもしれない

 

あと少ししか生きられない そうなったときに、妻や子供たちに何が残せるのか

 

日々考えていはいるがこれといって具体的な答えにはたどり着かない

 

短期間で資産を増やすということは不可能だし、まだ小さい子供と人生について熱く語るというのもむつかしい

 

とにかく、関わるまわりの人たちを大切に まずはここからだろう

 

なにより恐ろしい事態にならないことを心から祈るばかり