がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

BEP4コース目 day5終了

ようやく化学療法の区切りといえるBEP療法の山場を越えた

5日目終了し、抜針

気分は少し楽になった

 

あとは残りの日程をこなし手術を迎えることになる

 

ここにきて術式の確認などを呼吸器外科側と相談しているそうだが、事前の評価でPETCTをという話が出ている

 

大動脈への浸潤が強かった場合に、一期的に弓部置換を行うかどうかという判断材料にするとのこと

 

一般的にNSGCTに対するPETの有用性は明確に否定されていて、集積があってもなくても何とも言えないという結論しか出せない

これをもって術式を検討するというのはやや合理性にかけると思われる

 

まあ検査をするだけなら特別大きな問題もないが、これにより手術の日程が遅れるとなると不利益を被る可能性もある

 

日程は化学療法終了後1週間で予定するとのこと

 

明確に有用性が否定された前向き試験でも中央値30日程度間隔をあけての評価を行っていたので1週間では擬陽性の可能性が高く、余計信頼性は揺らぎそうである

この辺の詳しいことは把握していないのであろうが、あまり方針に逆らってもやりにくくなりそうなので、おそらく無駄になりそうではあるが黙って検査は受けることにした

 

どのみち残存癌の有無を事前に予測することはできず、物理的に切除可能かどうかという判断が最も必要となる

血管への浸潤の程度を知るにはMRIが有用ではないかと提案したがこれに関しては無関心であった

 

下手をするとPETCTの擬陽性の結果をもって過剰な弓部置換という結果になりかねないがMRIで浸潤が否定的なら防げるかもしれない

その可能性を考え、MRIもどこかで撮影してもらうよう主治医へ依頼した

 

若干不本意ではあったようだがこれは受け入れてくれたので、MRIもとることはできそうだ

 

可能な限り情報をあつめ、手術に臨む

全ての懸念が取り越し苦労に終わることを祈る

生還し子供たちの成長を見届けられるよう切に願う

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