がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

抗がん剤投与4日目

早朝の採血で起こされた

抗がん剤投与中に問題がないかどうかのチェックだ

 

朝からなんだか食欲がわかない

これが副作用なのかどうかはっきりしないが、徐々に色々出てくるのであろう

 

担当医が採血結果を持ってきてくれた

うれしいことに、腫瘍マーカーの一つであるLDHが正常化していた

まだ治療を始めたばかりだが、治療効果が出ているのではないかと期待したい

 

週明けにAFPも調べてもらうことになっている これも素直に反応してくれているといいのだが

 

8時30分からいつも通り点滴がはじまる

 

今日は裕美がお見舞いにきてくれた

かなり疲れ切っている様子 子供の面倒、家事をひとりでこなし、合間に病院にも来なければいけなのだからかなりの負担だ

それに加え、近所の騒音トラブルに巻き込まれている

朝、こどもの足音がうるさいと、斜め上の部屋の住人から苦情を言われているのだ

 

現在住んでいるマンションは4LDKのファミリータイプで、小さな子供が住むことも想定された住居である

こどもは小さいので、お構いなしに大きな音を出すことはあるが、それはなるべく注意して辞めさせるようにしている

ところが、上の住人が気になるというのは歩く時の独特な足音だというのだ

非常識な時間に起きているわけでもなく、住んでいるだけでどうしても出てしまう生活音であって、これはどうしようも無いように思う

 

我が家にも近い部屋の騒音が気になることはある これはもうお互いさまで仕方のないことだと思っているが、上の住人はどうしても納得できないようだ

 

理事長などとも何度もはなしているが解決の糸口が見えない

収集が付かなければ弁護士や警察に相談しなければいけないかもしれない

 

とにかく裕美に余計な心労をかけさせたくないというのが正直なところだ

 

自分の病気のことは、幼稚園の関係者にはまだだれも話していなかった

隠し通せるものでもなく、これはあまりよくないと思い、仲の良い友達には打ち明けておくよう勧めた

 

今日、早速一番仲の良い友達に話したそうだ

何かあるとは感づいていたようだが、さすがに癌がみつかって長期入院というのはびっくりしたようである

 

涙して同情してくれたそうだ これからも支えになってくれると嬉しい

 

なにより自分の病気を治し、心配してくれているみんなを安心させたい

そして一日一日を実感しながら家族と

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大切に生きていきたい

 

治療の成功を願う