がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

好中球減少性発熱 脱毛

あまり眠れなかった

朝になり、体調にとくに異変がないことを確認する

のどの痛みは相変わらずだが、とりたてて悪化している様子もなかった

 

まくらにやたらと髪の毛が付いている

脱毛が始まったのだ

少し髪をさわると簡単に10本くらい抜け落ちる

ひげや陰毛も同様だ

 

やはりこれは避けられない副作用である

毛が抜けきってしまうまでは掃除がかなり大変であるが仕方ない

 

白血球は上昇傾向にあったが、好中球は依然500を下回っている

まだ油断はできない

 

本日の採血で再度AFPを測定してもらった

結果は96 1週間で半分くらいに下がっているようだ

もう少し低い値も期待したが、まだ1コース目 ここは焦らずに様子をみるべき段階だろう

なんにしても全く反応していないというわけではなかったのでとりあえず一安心である

 

昼からブレオマイシンの投与があった

これで1コース目の薬剤はすべて投与が終わった

あとは骨髄抑制の回復に問題がなければ来週から2コース目の開始となる

 

順調に思えた

 

しかし、昼過ぎごろ、急激な腰痛を自覚 昨晩からなんとなく違和感はあったのだが、どうにもこうにものたうち回るような痛みが襲ってきた

同時に震えと寒気を感じた

熱を測ってみたが36度台 異常はなかった

 

しばらく様子をみたが、腰痛が収まる気配がなく、看護師をよび痛み止めをもらうことにした

 

看護師が主治医へ連絡 連日投与しているグランのせいではないかという見解であった

 

これは可能性として考えてはいた 頻度は低いものの急激に骨髄で造血が活発になると痛みを感じることもあるかもしれない

 

なんにしても耐え切れないのでロキソニンをもらうことに

 

飲んでしばらくすると徐々に痛みが引いてきたような感覚になった

ところが、体の熱っぽい感じがきになってもう一度体温を測ったところ

 

38度3分!!

 

立派な好中球減少性発熱である

決して発生頻度は高くなく、予防投与も行っているのにだ

 

主治医のオーダーで採血や尿検査、血液培養など指示がでる

本日からマキシピームの投与が始まった

 

することは決まっているが、問題がなければ外泊しようかと考えていた矢先だったので少しショックだった

 

発熱が遷延し、2コース目の開始が遅れるというのが一番困る

すみやかに熱が下がってほしいと思った

 

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