がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

海賊と呼ばれた男 読破

早朝に採血をうけ、結果をきいた

白血球は3000台 深刻な白血球減少には至っていないが、まだまだ下がりそうな気配である

 

本日、明日とG-CSFは投与することになった

 

今のところ熱が出たりという症状は特にない

 

ヘモグロビンも9台であり、貧血もそれほど進行はしていない

この立ち眩みの直接の原因かどうかははっきりしないが、徐々に軽くなっているようにも感じる

 

海賊と呼ばれた男 の下巻も読破した

本の中では国岡という男が主人公であるが、これは出光という実在の人物でほぼ人名を変えた実話である

調べてみると映画にもなっているようだ

この内容を2時間でまとめるのは大変そうだが、機会があれば見てみたいとも思った

 

出光といえばそこらじゅうで目にする誰でも知っている会社だが、その誕生には多大な苦労があったということが分かった

すべてのことを肯定的に書いてあるのでうのみにはできないと思ったが、強い信念をもった立派な人間で多くの尊敬を集めたのであろうということは伺えた

戦争で多くを失ってからの立て直しがはなしの中心であるが、すでに60歳とかなり高齢であったことには驚いた

その後もかなり長生きされ、享年は91歳 直前まで元気にされていたそうだ

 

自分は5年後に生きていられるかわからない病状であるが、これほど長い時間を生きがいのために費やし、大きな形を残した人生を羨ましく感じた

 

夕方になって母親が洗濯物の交換や差し入れをもってやってきた

明日と思っていたので少しびっくりしたが、物資の補給はありがたかった

 

なんとかして4コースを予定通りこなすことを最優先に考えたい

こどもに会いたいが今は我慢の時かもしれない

 

できることは感染を防御しつつ体調を整えることだ

出光の社長のような大きなことはできないが、家族と幸せな時間を過ごしたいという大きな目標がある

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なんとしても治療成功の可能性を1%でもあげたい