がん闘病記 40歳3児の父の記録

縦郭腫瘍 なかでも極めてまれな悪性の胚細胞腫瘍を発症 これからのためにとにかく記録を残そうと思った

2月25日 抗がん剤投与2日目

いつも通り目覚める 夜何度か目を覚ましたが、すぐに寝つけたので熟眠感はそれなりにある

 

夢のなかや、起きて数分は病気のことを忘れている瞬間がある

やがてすぐに思い出す

今後、治療が上手くいったとしても病気のことを心配せずに過ごせることは当分ないのであろう

再発がないことを祈りながら経過観察を行うという生活になるであろう 

とにもかくにも、まずはそこまでもっていくことが現時点で最大の目標だ

 

昨日依頼した、治療直前のAFPの結果を担当医が持ってきてくれた

やはり1週間前より上昇していた 210だ しかし、懸念していたほどではなかった

まだ治療は早めにはじめられた方だといってよいだろう

LDHは治療1日後のためなのか、昨日よりは少し下がっていた 治療効果であればうれしい

まだ経過を追っていく必要がある

 

8時30分から準備のための点滴が始まる

10時前くらいに裕美が面会に来てくれた そよかとみおりは幼稚園なので、しずくだけ実家に預けて

病院近くの交差点で交通事故があったらしく、予定より少し遅れての到着となった

点滴の更新などで、部屋を離れにくい自分のかわりに日常品の補充や限度額申請の手続きなどをしてくれた

 

午後、現在の職場(休職中)の看護師さんである遠藤さんと脇山さんがお見舞いに来てくれた

突然の訪問だったので驚いた 前もって連絡したら断られるのではないかと思い連絡しなかったそう

 

みんな心配してくれている まだ治療の副作用が出ている段階ではなく、わりと元気そうにしていたためか、少し安心した様子だった

気になっていた入院患者の情報なども聞けた 職場のほうは心配なさそうだ

差し入れにヨーグルトを持ってきてくれた

 

夕方には准教授の立神先生が来てくれた 4月から北九州へ赴任することになっていて、ぜひ向こうで一緒に仕事をしようと言ってくれた

テレビカードを3枚差し入れてくれた カードは減りがかなり速いのでありがたかった

 

抗がん剤終了後の補液は少し早めに流してもらい、シャワーを浴びた

 

家族とビデオ通話をした

直接会えないがかなり癒される みな風邪をひいているそうだが、熱はなく元気そうだ

 

コロナウイルスも気になる 免疫不全状態で罹患してしまうとかなり大変なことになりそう

濃厚接触の疑いというだけで、判定がでるまで抗がん剤ができないということもあり得る

 

投与間隔の遵守がなによりも大切だ 今はできるだけの予防策を講じ、一日もはやく収束してくれることを祈る

 

2日が終了し、あと3日である

明日あたりから少し副作用が出てくる可能性がある

治療の成功を祈りながらいつもより少し早めに床に就いた

f:id:obaty0804:20200226092544j:plain